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※こちらは過去の特集記事です。記事に含まれる情報が現在のものとは異なる場合がありますので、ご注意ください。

ブロイラーに鳥肉の神髄を見た〜創業28年、遠山〜

 
   永遠のリーマンソング、クレイジーキャッツの“スーダラ節”。♪ちょいと一杯のつもりで呑んで〜いつの間にやらハシゴ酒♪、さて、この“ちょいと一杯”という会社帰りの儀式のプロローグといえば、やっぱり、ヤ・キ・ト・リでしょ! 夕闇に映える赤提灯や縄暖簾から洩れる香ばしいケムリ。かの孝行犬、忠犬タマ公だって、本当はヤキトリ屋の香り恋しさにもう主人が現れるはずのない駅前に通っていたというではないの。いまでは鼠色スーツ着用(店ではケムリを避けハンガーに掛ける)のオジサンだけでなく、堂々と女同士で入れるようになった串物料理、給料日前の寂しいフトコロにも優しいチョイス。おまけにそろそろ炭火が恋しい季節、さあ、今日は仕事は早じまいして、「帰り、一杯、どお?」
 まっとうな値段で、より高いクオリティを求められる美味い物激選区、千住でよき焼き鳥屋と言えば、地元っ子はまずここの名前を挙げる。
 
 

 
  創業以来、ブロイラー一筋
 一口頬張って、えっびっくり! 程よく焦げた脂の甘み、肉の弾力、濃い旨味のある肉汁がジュワ〜っと…これがホントにブロイラー? スーパーで買う水っぽいヤツとは一線を画すそのお肉は、正真正銘ブロイラー。実は遠山の御主人、遠山吉信さんの生家は千住駅前に店を構えていた鶏肉屋さん。当然鶏には目利きの御主人、素材には絶対の自信があります。しかし、昨今はグルメブーム、地鶏をウリにする所が多いですよね。では御主人がブロイラーにこだわるその秘密とは?

元鶏肉屋さんの御主人から聞いた鶏肉のお話(ココだけ)
 私達がスーパーで買うブロイラーは産地で部位別に捌いた肉を、チルド状態で長い輸送時間をかけて運び、売り場では古い物から販売する為に屠殺後3〜4日は経過しているそう。では遠山のブロイラーはどこが違うかと言うと、なんてったって新鮮さ!
 産地から丸鶏のまま足立区に運び、その日捌いた物を御主人が長年培った眼力を駆使し、色とツヤで見極め、納得のいく物だけを仕入れるから、その美味しさは折り紙付き。正直、スーパーで地鶏と銘打って販売されている物も、その大半はブロイラーを少し長く飼育した物が多いらしいです。正真正銘の地鶏は数が少なく、価格も超高値。焼き鳥といえば庶民の味方、「そんなに高くちゃいけねぇよ、そんなもんでしょ、焼き鳥なんて。」そういえば遠山の焼き鳥は¥110〜高くても¥150止まり、この心意気、われわれには嬉しい限りです。


幻のレバ刺し
 まっとうな物だけをお客さんに出す、がモットーの遠山さん。お眼鏡に叶わなければ仕入れない素材もあります。代表格はレバ刺し。近頃品薄なので、あまり宣伝しないでね、との事だけど、そう言われると余計書かずにいられないのがライターの性。
遠山のレバー刺しは、まさにトロリと口の中で溶けまったりと余韻を残す、好き者には堪らない逸品とか。レバにもいろいろな種類があるって知ってましたか? 色の違いや脂の乗り方、こってりしたフォワグラ状のタイプ。遠山の御主人はお客さんの好みでレバ刺しも種類を変えて出すそうです。この心遣いが多くの常連さんを作る秘密なんですね。

 
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焼き鳥屋の佇まいはこうでなくちゃ。


カウンター12席、
御夫婦とのやりとりが楽しい。

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