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◆ こんな私に誰がしたムーヴィー◆


Vol.3/「さすらいの二人」

 もう人々は考える事を放棄したのだろうか? ハリウッドの駄大作を観ているとそう思う。科白過多、音響過多、アクション過多、観るものに考える時間を与えない、説明調の解り易い映像にいつも同じ人気俳優…そんなのに慣れた人が観たら、10分と経たずに怒り出すか寝てしまうか席を立つような映画がこれ。
 長回し(長過ぎ)のカメラショットに最小限(無口過ぎ)の科白には、監督ミケランジェロ・アントニオーニの手法に慣れたつもりの私でも途中、うとうとする程。背負って来た何もかもを捨て、自由を手に入れる、ある種中年男性の夢を実行しようとするジャック・ニコルソンの薄い額にかかる一筋のバーコード毛。元祖巨砲おっぱいに、どこかあどけなさを持ちながら虚無的に、疲れた中年男の側を離れないマリア・シュナイダー(「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の体当たり演技で有名ね)。人生とは何か? 自由とは何か? 戦争とは? 政治とは? 報道?、犯罪?、セックス?、人間?、生きる事の全てについて考えさせられる映画。
 死んだ男と入れ替わり、自由を手に入れた男の末路を、北アフリカやスペイン・ロケの映像のもとに描くミステリー。 ジャーナリストのロック(ジャック・ニコルソン)は北アフリカを取材中、同じホテルに泊まっていた自分と容貌のよく似た男、ロバートソンの死に遭遇する。彼の遺体を前に、ロックは突如、自分がこの地で死んだことにし、残りの人生をその男として生きようと決意する。ロックはパスポートの写真を貼り替え、彼の持っていたチケットでミュンヘンへと飛ぶ。しかし、生前のロバートソンは武器をゲリラに密売する危険な男だった。怪しい2人組や、自分の死に不審を抱いた妻から追われる身となり、バルセロナで知り合った若い女子学生(マリア・シュナイダー)と連れだって逃亡生活を開始する…。「欲望」「砂丘」と並ぶ、ミケランジェロ・アントニーオーニの虚無三部作と言われる代表作。

(1975年 イタリア/スペイン/フランス) 監督:脚本/ミケランジェロ・アントニオーニ 撮影/ルチアーノ・トボリ 音楽/イバン・バンドール 出演/ジャック・ニコルソン、マリア・シュナイダー、ジェニー・ラナクレ


★ はっし〜の最後のお言葉 ★

 もう、すっぽんぽんです。
最後にこれを読んでいるみんなに含蓄ある言葉を残していこう。


若者に一言、
 「人生ははかない(ぱんつじゃなくて)、好きな事は最優先にしよう。」

リーマンに一言、

 「サービス残業やめやめ、明日やれる事は明日にする。」

OLさん(死語か)に一言、
 「私用は会社で済まそう。会社の物は大いに利用。」

主婦の皆さんに一言、
 「不倫は素敵だ。バレないようにやろう。」

お父さん達に一言、
 「“ハゲは絶倫”説は未だ根強い。頑張れ。」

ミミ・クルに一言、
 「まだまだ飲むぞ! 次行こう、次。」


それぢゃあみんな、又遭う日まで、アディオース!


>> はっし〜の「マイ 屁〜バリッと ムーヴィー」
>> Vol1.「未来世紀ブラジル」・Vol.2「気狂いピエロ」